田七人参の含有物質である有機ゲルマニウムは、体内ウイルス感染を防ぐインターフェロンを誘発する物質として知られている。肝炎、肝硬変、肝臓ガンに効果が高いといわれるのはこのためでもあるようだ。
「新編中医学概要」(人民衛星出版社)には、「肝臓疾患で出血した場合は、田七人参で出血を抑える治療に当たる」と、肝臓病の田七人参による処方を開設する。私も慢性肝炎の患者さんを何人か治療したことがある。
慢性肝炎は、肝炎ウイルスの感染によって起こる病気だが、人によって慢性化した肝炎が次第に肝硬変となり、さらに肝臓ガンへと進行する。慢性肝炎の多くはC型肝炎で、抗ウイルス治療のインターフェロンが有効とされているが、その有効成分は50パーセント以下というのが現状である。
投与期間は6カ月単位で、この治療を受けているときは肝機能値のGOT、GPTも安定値を示すのだが、治療をやめればまた元に戻ってしまうケースも少なくない。もっとも、検査データの数値が悪くても、それは自分の体との相関関係だから、「数値の悪さがすなわち自分の体調の悪さを表すものではない。」のだが、治療をやめると体調も悪くなってしまうようだ。
副作用も問題である。C型肝炎には食事療法とインターフェロン療法以外、これといった治療法がない。しかし、このインターフェロン製剤は、確かにしようし始めるころは著しい効果がみられるが、食欲不振や、ウツ状態などの副作用も大きい。
私の医院にやってきた患者さんも、インターフェロンで治療していたが、副作用の強さに閉口した。どうにかそれを乗り切って、回復の兆しが見えてきた。「これが持続してくれれば」と期待を持ったのもつかの間、6か月たったら元に戻ってしまった。
そこで、私は田七人参を紹介した。一週間も過ぎたころ、眼の輝きが増してきて、その眼を見ただけで体調がよくなっているのが分かった。「こんなに早く効果が表れるなんて」と本人も驚くほどの効果で、すでに10カ月近く肝機能の数値も安定し続けている。
by 著:岡田研吉:「田七人参健康法」きれいな血液が万病を消す!