※実験の条件
「人間のB型肝炎ウイルスに似た、「アヒル型B型肝炎ウイルス」をもつアヒルを使用し、3グループに分けて、田七人参、猪苓多糖(漢方のひとつ)、抗ウイルス作用をもつ薬を投与。血液検査で経過を観察する。さらに、肝臓を摘出して、炎症の状態を検査する。
※実験結果
田七人参を用いたグループは、血液中のウイルス、肝臓内のウイルス抗原がともに減少し、ウイルスの増殖も抑制されるが、他の2剤とも同様の結果で、なかでも田七人参は抑制の度合いが軽度である。
しかし、肝臓を取り出してみたところ、ウイルスによる炎症が、ほかの2剤にくらべて顕著に抑制されている。
この結果から、田七人参が免疫作用をとおしてウイルスを排除する力があることは事実だが、軽度である。それよりも、傷ついた肝臓の炎症を抑える力が強く、抗ウイルス作用と炎症抑制作用があいまって、肝炎の改善に効果がありそうだ。と言われています。
田七人参の炎症抑制作用は、含有成分の一つであるサポニンによるものと考えられています。田七人参は10種類以上ものサポニンを含み、そのなかに、炎症をおさえる、ある種のサポニンが入っているのです。
では、C型肝炎の人が飲用した場合、どうなるか。
田七人参は、ウイルスの攻撃によって傷ついた肝細胞の炎症を抑え、肝臓の機能低下をストップさせます。炎症が広がれば、さらに多くの細胞が壊れていくわけですから、炎症を食い止めることは、改善へ導くための重要なファクターです。肝臓にはもともとつよい修復力がありますから、炎症の拡大を抑えて、一刻もはやく肝臓の機能を回復すれば、壊れた細胞をみずからの力で修復できます。
半分壊れてしまった肝臓より、活力ある肝臓の方が、ウイルスに対抗する力は当然つよいはずです。
単純に考えれば、ウイルスそのものを全滅させた方が手っとり早いのですが、ウイルスを排除することができても、肝臓が炎症をおこしたままでは、結果的に改善が遅れてしまいます。
田七人参はウイルスを直接たたくわけではありませんが、肝臓を正常な状態に戻し、低下した機能を回復するための、重要な役割を果たしているわけです。