止血作用は、田七人参のもっとも基本的な薬効で、古来から秘薬として用いられてきました。ここで具体的に各種の結晶について、詳しく解説します。 吐血の種類としては、消化器官の病気により起こるのが一般的です。たとえば、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、およびその各部分に、がん腫ができた時などに吐血が起こります。また、その他の吐血といいますと、月経の代償としての場合と、ヒステリーおよびてんかんの時などに起こります。 吐血というのは、これらの胃潰瘍、十二指腸潰瘍などからの部分に出血したものが、口から吐き出されたものをいいます。 これらの吐血に対して、田七人参がどのように作用するのかといいますと、血液の凝固時間を短縮せしめて出血を早く止めます。また、すでに出血してしまった血液に対しては、すぐに溶血を黄水化してしまいます。 黄水化してしまうといいますのは、お血をもすみやかに消失させてしまうことで、まさに驚くべきことなのです。お血とは、血液が何らかの原因によって、滞留することをいいます。この作用によって、出血した血液は、すみやかに止まり、また、すでに出血した血液は消失して、お血として残りませんので、平常通りの各機能をはたすことができるようになります。 中国の文献から例をあげます。